テクテクと山頂を目指して歩く。すると突然頭の上から、怖い蛇が襲ってくる…といった川口○探検隊のようなイベントもなく、極めて安全な舗装された道中。薬王院といえば飯縄権現(いづなごんげん)なので、天狗やら修験道なテリトリー。
薬王院の参道なので、巨木もこういった趣 |
30分ほど歩いたところで、薬王院山門前の「もみじや」前まで到達。犬は往路でも復路でもこのポジション。お客さんに背(尾?)を向けて日陰に入っている。少しシャイな犬なんだろうか。
(9:24)日陰に位置する絶妙なポジション(もみじや) |
「山は右側通行だ。みんな知らないのか!」
みたいにブツブツいいながら登りの流れに逆らって下りてきた。「山は右側通行」というのは全く聞いたことのない新鮮なフレーズだが、あえて人の流れに逆らってブツブツいいながら降りてくる様は傍目に見てどうしようもない年寄だった。後ろの山ガールも、爺さん通り過ぎた後に「何言ってんだこの人?」みたいに言っていたので、一様にヒンシュクをかっている模様。
で、薬王院到着。子供はとても元気だ。「てっぺんでアイスクリーム」パワーは甚大だ。フと考えてみると、これまで見た似たような背丈の子供は空身で荷物を背負ってない子がほとんどだったが、ウチの子は自分の荷物を背負っている。カッパ、着替え、ウィンドブレーカー、飲み物あたりなので、デイパックの重さ含めて1.5kg程だろうか。結構頑張っている方かもしれない。
(9:28)薬王院の銭洗いで小銭を洗う上の子 |
門前のお店で色々売っているが、売り物ではなくコチラの標識に心打たれる。イイネ。というか、コレのグッズを売ればいいのでは?と余計なお世話な思い付きが出てきた。天狗Tシャツ(てんT)とか、車向けのステッカーとか、そういうのあるのでは?
(9:30)琴線に触れた「天狗注意」の標識 |
(9:41)コテコテな天狗像。蜘蛛の巣張ってる |
途中でグズった時用にお菓子で「釣る」必要があるかと思って、色々嫁さんに持ってもらっていたが、「てっぺんでアイスクリーム」パワーが強烈すぎて、全くグズらずに黙々と登っていく。なんかスゴく頑張ってる!?
(9:48)薬王院を抜けて階段をガンガン上がっていく |
この辺りから、チラホラと
「あるけないー」
とか
「お家かえるー」
といってグズってる子供を見かけるようになる。一緒にいる親御さんやジジババも子供のモチベーションアップに必死だ。しかも、モチベーションコントロールアイテム(お菓子等)を持ってきてない親御さんが多いようで、必死になだめすかしている。やはり、「備えよ常に」は大切な心構えだ。
薬王院から40分ほど歩いて山頂に到着。「やまびこ茶屋」に並んでソフトクリームを買う。「白いアイス」とのご指名だったので、バニラを購入。1個350円。ソフトクリームというよりはアイス的な感じ。子供はえらく時間をかけて食べていた。
(10:16)やまびこ茶屋。喫煙席ありますの誘惑がスゴイ |
(10:45)山頂広場からの丹沢方面の眺め。大山や丹沢山は見えるが蛭ヶ岳は見えず |
暑かったので、自分も嫁さんも冷やしのソバ。自分がトロロで嫁さんは天狗。ソバは細いのが好きな嫁さんには、ここのソバは不評。まぁ、細いソバが好きな方は、高尾山ではソバ食べずに「なめこ汁」を頂いた方がいいかもしれない。
最初は爆睡していた下の子が、ソバを食べ終わったころに起きてきたので2回目のミルクタイム。
帰宅して気づいたけど、調乳用の水を入れていたナルゲンの500ml広口ボトルをもみじやに忘れてきてた(笑)
(11:17)もみじやの座敷で爆睡中の下の子 |
しばらく歩いてケーブルカー高尾山駅到着。そこで定番のコレ!
(12:31)高尾山の定番、天狗焼。黒豆を潰した餡を使っているらしい |
待つこと3分ほど… |
天狗焼!!少しカワイイ系が入っていて、魚といっても納得してしまうカタチ |
上の子も結局グズらずに、グズり対策でもってきたお菓子は帰りの電車の中で食べてました!荷物背負ってグズらずに登ってたので、かなり頑張ってたなーと。
帰りの京王線で1時間くらい寝てたけど、家に帰った後は普通に夜まで起きてたので、体力的には少し余裕がありそう。次は御岳山あたりいけそうな気がしてきた!!
子供も
「また山行こうね!」
と言ってるので、わりと楽しんだ様子。もっとも、ほかの山には高尾山のようにソフトクリーム(アイスクリーム?)はなかなかないが…